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なぜ流鏑馬と書いて「やぶさめ」と読むのか?

流鏑馬の起源

「流鏑馬(ヤブサメ)」とは馬を走らせながら、的に鏑矢を射る日本の伝統武術のことを指します。

その起源は第二十九代欽明天皇の時代、神前で天下泰平・五穀豊穣を祈り、最も騎射に長けた者に馬上から三つの的を射抜かせる「矢馳馬(ヤバセメ)」という神事からきています。

この「矢馳馬(ヤバセメ)」という単語が時代によって変化し、「(馬)に乗って(鏑)矢を射(流)す」動作から今の「流鏑馬(ヤブサメ)」という当て字が生まれました。

流鏑馬という単語が最初に登場したのは今から約900年前に藤原明衡によって記された『新猿楽記』です。

当時は公家の催し物の一種として、朝廷の警護にあたっていた侍の中で弓術に長けた者が、騎馬から的を射る「騎射(きしゃ)」という競技でした。

騎射は流鏑馬の礼・笠懸・犬追物に分けられ、それらを総称して「騎射三物(きしゃみつもの)」と呼びます。

笠懸や犬追物は稽古に用いられるのに対して、流鏑馬は実践的な馬術から神事へと発展し、神社に奉納されるようになりました。

明治初期までは「流鏑馬」という言葉は使わず、「騎射」という名称で神事を執り行う地域もあり、他にも「馬的射」や「矢伏射馬」など様々な呼び名が存在しますが、いずれも流鏑馬のことを指しています。

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